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2018年6月20日−2018年6月24日


 

1.おはよー。今日は、早くから、バタバタと出掛けました。ごめんね。淋しいかな?

2.天神バスセンターで、田川方面行きバスに乗ります。後藤寺までは4枚つづりのお得な回数券を利用。

3.そして、到着したのは、田川伊田(たがわいた)駅。JRと平成筑豊鉄道の駅です。

4.バブル時代に鉄筋の豪華な作りで駅舎が作られたそうです。でも、テナントが全て撤退し、大改装中

5.伊田と書いて「いた」と読みます。「いだ」ではありません。

6.天神までは、1時間に1本しか出ていません。途中の後藤寺でも乗り継げません

7.切符券売機。平成筑豊鉄道の方は、自販機のみ。窓口閉まってました。

8.JRの方は、みどりの窓口があり、有人です。

9.駅舎は2019年春に、リニューアルされ、鉄道に一番近いホテルも併設予定。

10.暇なので、近くをぶらり。まずは、伊田(いた)商店街の中を歩いてみました。基本的にシャッター街。

11.商店街入口に、さのよい公園がありました。

12.
※当サイトに書いている内容、掲載している写真を管理人に無断で使用する事を堅く禁じます。



2018年6月20日−6月24日


年:九紫火星(きゅうしかせい) 戊戌(つちのえ いぬ) 五黄殺:北/暗剣殺:南/水火殺:なし 歳破:東南東
月:一白水星(いっぱくすいせい)戊午(つちのえ うま)五黄殺:南/暗剣殺:北/水火殺:なし 月破:北
 
  
 
  
 
  
   6月23日(土)

   気になる天気
 さて、土曜日です。
 今回、この用事の為に、ここにやって来ました。
 しかし、天気予報では、大雨の予報が続いていました。

 前日になり、NHKの天気予報(気象庁ベース)では、晴れマークを出したものの
 他局の予報は、雨ベースのまま。

 そして、この日の早朝になると、NHKの天気予報から、晴れマークがなくなり、
 曇りと雨の予報になってしまいました。

 ただ、他局を含め、「大雨」の予報は、外れました。
 福岡市内中心部は、昼頃から、曇りになる予報でした。

 実際、起きてみると、早朝は、小雨が降っていました。
 予報では、午前8時〜9時頃に、少し雨が降り、その後、市内中心部は、
 曇りベースで、雨は上がる予報になりました。

 でも、自分がこれから出かける所は、市内ではなく、筑豊(ちくほう)エリアです。
 天気が違います。
 そちらの方が、雨が残る時間が遅めの予報でした。
 でも、もう、出掛けるしかありませんので、出掛ける準備をしました。


   朝7時代出発。
 結局、出掛ける時は、傘をさすか、ささないか?微妙な雨の降り方でした。
 電車で行くか?路線バスで天神まで行くか?迷いましたが、
 雨に濡れたくないとの事で、バス停の方が、近いため、バスで天神まで行く事にしました。

 尚、この日は、一気に涼しくなりました。
 半袖では、肌寒い感じです。
 前日までの、昼間に30度前後まで気温が上がり、ちょっと歩くと、ドッと汗が噴き出るような
 気温ではない点は、非常にありがたいと思いました。

 そして、無事、天神に到着。


   天神バスセンター
 さて、この日は、「やっと予約が取れた」と言う貴重な日帰り電車の旅、
 「ひとつ星」のツアーに参加する為、田川市(たがわし)に向かう事になっていました。


   ひとつ星
 尚、「ひとつ星」って何?と言う人が多いかもしれません。
 全国的に知られている豪華クルーズトレイン「ななつ星」は、知っている人が多いと思います。


   ななつ星
 JR九州が企画した、超・豪華なクルーズトレインです。
 3泊4日とか、4泊5日前後で、九州内を旅する豪華な旅行です。
 列車も専用設計されています。
 参加費用は、スィートだと、軽く100万円オーバー。
 一番安いクラスでも、軽く80万円前後は、必要と言う夢のクルーズトレインです。

 庶民には、高値の花。とても手が出ません。
 それなのに、発売になると、速攻で売切れです。
 博多華丸さんが、テレビ番組の中で、言ってました。
 「芸能人が、どれだけ、コネを使っても、全く、予約が取れん」と。

 それ位、参加するだけでも、競争率が高く、仮に、参加出来る権利を得られても、
 その参加費用は、軽く軽自動車や、コンパクトカーの新車が、余裕で1台買える高額な料金なのです。


   TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)
   TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」
 
尚、JR九州の「ななつ星」の成功を見て、JR東日本も同様のクルーズトレインを誕生させました。
 「四季島(しきしま)」と言う豪華列車です。
 他にも、JR西日本では、「瑞風(みずかぜ)」と言う豪華クルーズトレインも誕生。

 四季島の場合、ツアー参加者だけしか、入場出来ない、上野駅の13.5番ホームの稀少性から始まり、
 旅行の中身も、貴重で、豪華な内容となっています。
 こちらも、発売と同時に速攻で、完売。
 一般の人が、チケットを入手するのは、非常に困難なのです。
 権利を得られても、参加費用は、100万円オーバー。


 「ななつ星」が走っているのを「見られるだけ」でも、幸運と言う状態です。

 そんな中、「ななつ星」に対抗して?!「ひとつ星」と言うB級っぽい列車がある事を、知りました。


   ぐっ!ジョブ
 自分が、「ひとつ星」と言う日帰り列車の存在を知ったのは、
 TVQ(通称:テレキュー)=テレビ東京系列で土曜日の午後2時30分〜放送されている
 「ぐっ!ジョブ」と言う番組でした。

 九州の企業が、こうやって、頑張っているよ・・・と言うのを紹介する30分番組です。

 全国ネットで知られているTBS系列の「ガッチリマンデー」と言う番組の
 九州限定版的な番組です。

 自分は、「ぐっ!ジョブ」を、タイマー録画しているので、福岡に行くたびに、
 面白そうな内容があれば、まとめて見ていますが、その中に、この「ひとつ星」を紹介した
 「平成筑豊鉄道」を取り扱った放送回があったのです。

 「ななつ星」に乗るのは無理ですが、「ひとつ星」なら、手が届く。
 これは、面白そうだ・・・と思いました。

 「ななつ星」に対抗して?「ひとつ星」。中々、洒落ている名前です。
 JR九州から、怒られなかったのか?とも思いましたが、逆に、とんちの効いたネーミングが
 面白い。名前も、気に入りました。
 


   日帰りツアー
 「ひとつ星」と言うのは、筑豊地区を走っている「平成筑豊鉄道」が企画している事を知りました。
 良く考えたら、福岡市内を中心に生活している人にとって、「筑豊地区」と言うのは、
 めったに行く機会がありません。

 それに、同じ福岡県内なのに、行き方も、良くわからない。
 何がどこにあるのか?も、良くわからない部分があります。
 何となく、全体イメージとして、「炭鉱で発達した街」「炭鉱が閉山されて、錆びれたエリア」
 「車のナンバーが、”筑豊ナンバー”になってしまう」と言うマイナスのイメージしか、ありません。

 関東圏の人にわかりやすく言うと、「八王子」「足立」ナンバーなどのイメージに近いと思います。

 でも、実は、あまり知られていない「日本全国に発売されている有名な商品」の発祥の地だったり、
 意外にすごい面も多数、持っているエリアでもあります。

 例えば、「チロルチョコレート」。
 これは、この筑豊エリアで誕生し、全国に発売されています。

 有名人も多数。
 一番最初に名前が浮かぶのは、「井上陽水さん」です。

 自分も、このエリア、JRと私鉄が網の目に走っている事は、知っていましたが、
 どこで、どう乗り継ぐのか?など、利用した事は、一度もありませんでした。

 平成筑豊鉄道と言うのも、実は、全く知りませんでした。

 ぐっ!ジョブを見ると、平成筑豊鉄道の新・社長が、一生懸命、地域活性化の為に
 企画したようですので、参加してみる事にしたのです。





   売切れ
 「ひとつ星」をネット検索すると、JTB北九州から、発売されている事を知りました。
 所が、自分が見た時点で、6月末までの「ひとつ星ツアー」は、全て売切れ。満席だったのです。
 がっかり。

 6月末以降の予定は、6月までの時点では、未定となっていました。

 そこで、何度も、サイトを訪問し、キャンセルなどが出ていないのか?チェックしていました。

 すると・・・5月中旬、6月23日(土)のツアーに「若干、空き有り」と言う表示になりました。
 そこで、速攻で、予約。

 2名で予約すると、自分が契約完了した時点で、再度「売切れ」に表示が変わっていました。
 2名分、キャンセルが出て、空きの表示になっていたのでしょう。

 もう、うれしくてうれしくて・・・ワクワクしていました。



   キャンセル
 そこで、今回、中途半端な時期ながら、週末を中心に、休暇を取って、福岡に滞在していたと言う事です。
 今回の滞在の最大の目玉が、この「ひとつ星」に乗る事だったのです。

 所が、出発の1週間前、猫ちゃん血液検査の結果が判明。具合いが、悪い事が判明。
 同行者の親の体調も、若干、良くない雰囲気。

 そして、出発の4日前に「ひとつ星には、行ける状態でないので、キャンセルして欲しい」と
 連絡がありました。

 えーーーーーっ!!!

 せっかく予約したのに・・・

 では、最低でも、自分一人だけは、行くつもりでした。
 もう一人の分を、無駄にするのは、もったいないので、親戚・兄妹・友人など、
 興味を持ってくれそうな人に、連絡してみました。
 しかし、全員、「ダメ」との事。
 参加費用は、こちらで、もつ。お酒は飲み放題・・・・と伝えても、興味なしでした。
 ま、そりゃそうでしょう。


 そこで、あきらめて、「一人分は、キャンセルしよう」と思いました。
 夜には、JTBが営業していないので、翌日の朝一番に電話しようと思っていました。

 すると・・・突然、「やっぱり行く」と親から電話。
 ホッ。

 家族が説得してくれたようです。

 猫の体調不良に振り回され、疲れていたようなので、逆に、
 「気分転換に行ってみるといいよ」と言われて、行く事にしたそうです。


   不便な集合場所
 そして、やっとの思いで、「ひとつ星」ツアーに参加する事になりました。
 所が、集合場所に行く交通機関を調べるのが、大変でした。
 集合場所は「田川伊田(たがわいた)駅」でした。

 そこで、調べてみると、JRなら、博多駅から、途中、2回乗り継ぎが必要。
 しかも、スーパーローカル線なので、乗り継ぎが悪く、途中の乗り換えで、
 20分以上の待ち時間が生じる事が判明。

 乗り換えが少ないパターンを調べてみると、博多駅⇒直方駅まで直通の快速で行く。
 直方駅からは、平成筑豊鉄道が、「田川伊田駅」まで、1本で行けるので、
 このパターンでの移動を考えてみると、「直方駅」を出発する平成筑豊鉄道は、
 30分以上の待ち時間になるのでした。

 うーん・・・・

 では、天神バスセンターから、田川方面のバスはどうか?調べてみると・・・
 途中の「後藤寺(ごとうじ)」までは、かなり多めのバスが出ています。

 しかし、田川伊田駅前まで行く「県立大学前行き」のバスになると、
 一気にガクッと、バスの本数が減る事がわかりました。
 実質、1時間に1本しか、出ていないのです。

 丁度良い時間に到着する事が、JR乗り換えでも、バスでも、出来ないのです。
 これでは、中々、こちらの方面に気軽に遊びに行ける状況ではないな・・・と
 思いました。

 結局、「早く着き過ぎる」事は、わかっていながら、往復の交通費が
 「回数券」を購入する事で、安くなる事が判明した「西鉄バス」で
 行く事にしました。


 尚、割安な回数券も、田川伊田駅までの券は存在せず、そのずっと手前の
 後藤寺(ごとうじ)までの往復券でした。

 購入前に西鉄バスの窓口に確認すると、後藤寺(ごとうじ)から
 田川伊田(たがわいた)駅までの料金は、後藤寺から初乗りで乗った時と同じように、
 普通に支払えば良いとの事でした。

 後藤寺⇒田川伊田駅までは、190円との事でした。

 それでも、往復券を使った方が、割安でしたので、お得です。



   勘違い
 そして、田川伊田駅には、9時55分頃、到着。
 集合時間は、11時だと思っていました。
 本当は、12時でした。
 しかし、なぜか、自分は、集合時間を11時と勘違いしていました。
 通常なら、集合時間の30分前になれば、それらしい関係者や、参加者が
 駅前に集まり始めるものですが、一切、そんな雰囲気がありません。

 おかしいな?集合場所、間違ったかな?と思って、申し込みのメールのコピーを
 再確認してみると、やはり集合場所は、間違いありませんでした。

 しかし、よーく見てみると、集合時間、12時になっていました。
 ガクッ。
 ま、勘違いで1時間早く到着しましたが、逆に、駅周辺をゆっくり、ぶらり旅
 出来たので、有意義な時間を過ごす事が出来ました。


   7月〜9月の募集
 なぜ、集合時間を勘違いしたのか?です。
 それは、この「ひとつ星」ツアーを販売している、JTB北九州支店の
 ホームページを見たからです。

 自分が申し込んだ時点では、6月23日(土)が、最終日でした。

 そして、このツアー参加する為に、福岡まで移動する直前、念のため、
 ホームページを再確認すると、7月〜9月末までの「ひとつ星」のツアーの
 募集が始まっていました。

 尚、7月〜9月のツアーは、これまでの第一期、第二期と、コースや内容が
 ガラリと変わっていました。
 集合場所も違いますし、ルートも違います。
 目玉の食事の内容も、変わっていました。
 乗車する時間帯も違います。

 それに伴い、集合時間も変わっていたのです。

 第一期(2017年11月〜2018年2月)、
 第二期(2018年2月〜6月)は、コースも内容も同じ。

 第三期は、恐らく、第一期・第二期参加者からの不満・要望などを踏まえて
 「集合しやすい場所・集合しやすい時間帯」などを練り直したのだと思います。
 そして、スタート時間も早めにズラしたのだと思います。

 第三期の集合時間は、午前11時〜になっていました。
 集合場所も、博多・小倉方面から、非常に行きやすい「直方(のおがた)駅」になりました。

 直方駅は、非常に大きな駅です。
 以前は、東京駅より、駅構内のレールの本数が多かったのだそうです。
 それだけ、炭鉱の全盛期は、石炭を運ぶ列車や、炭鉱で働く人達の移動が多く、
 にぎわっていたのだと思います。

 もし、直方駅集合であれば、博多駅から、直方駅行きの直通快速が出ています。
 これに乗れば、乗り換えなし。快速で、ほぼ1時間で到着します。

 西鉄バスも、直方(のおがた)行き直行が、頻繁に出ています。

 自分は、この第三期の内容を、ホームーページで見てしまったため、
 第二期最終日の自分のツアーの集合時間も、11時だと勘違いしてしまった訳です。

 ま、早めに到着する事は、乗り遅れるよりは、良いです。

 と言う事で、勘違いの早めの到着だったので、近所をぶらり歩いてみました。



   商店街など
 駅前からは、商店街が見えたので、行ってみました。
 入口には、きれいに整備された公園がありました。
 それ以外は、シャッター通りになっていました。
 開いている店舗は、ポツリポツリです。


   田川炭鉱・歴史博物館
 線路の下をくぐる地下通路を通ると、駅の反対側に出ましたが、
 田川炭鉱・歴史博物館への入口の案内がありました。 
 駅から、意外に近いのですね。


   炭鉱節発祥の地
 尚、駅からも見える2本の煙突と、立て坑(たてこう)。
 煙突は、「炭坑節」に登場する煙突だそうです。

 尚、誰もが知っている「月が出た出た〜月が出た〜」で有名な炭鉱節。
 これ、この田川が発祥の地です。
 田川で作られた歌です。



   待合所
 しかし、見る所は、そんなに多くなく、30分程で、見終えてしまいました。
 再度、待合所の椅子に座り、待機。
 Wi−Fiも電波が飛んでいません。
 駅舎は、大改装中のため、切符売り場以外、なし。
 目の前にパン屋と、喫茶店がありましたが、今から、「ひとつ星」に乗って
 食事する事がわかっているので、中途半端に飲食してしまうと、せっかくの
 弁当のおいしさが、半減します。じっと我慢。

 尚、JRは、改札がありますが、平成筑豊鉄道は、改札がありません。
 理由は、路線バスと同じシステムで、電車の中で、整理券を取って、降りる時に、
 車内で料金を支払うシステムだからです。

 切符は、自販機で、乗車前に、駅の構内で、あらかじめ、買う事も出来ます。
 しかし、改札口で切符の確認などをするシステムではありません。
 人員削減のためだと思います。
 と言う事は、ホームに自由に出入りできます。

 せっかくなので、一般車両が到着する時間に、ホームに行き、一般車両の
 写真を撮る事にしました。

 平成筑豊鉄道は、基本的に、1両編成です。
 写真撮影は、楽でした。



   迷うルート
 尚、待機時間中、待合所にいると、次々に色々な人が、出入りします。
 地元の人ではない旅行者のような人達の多くは、必ず、JRのみどりの窓口で、
 「これから、博多駅方面に向かいたいのですが、どう乗り継いで行けば良いですか?」
 「どのルートで乗り換えて行くのが、早いですか?」と質問していました。

 やはり、旅行者のような人には、この「田川伊田(たがわいた)」駅からの出発では
 迷いに迷うのです。
 簡単なのは、平成筑豊鉄道で、直方駅まで向かう。
 直方駅で、JR福北ゆたか線で、「博多駅行き快速直行」に乗るのが早いのです。
 所が、その接続が、効率良く乗り継げる時間に、中々、ないのです。
 そうなると、JR日田線で、1駅、後藤寺まで乗る。
 そこで、JR後藤寺線で、新飯塚駅まで乗る。
 新飯塚駅から、JR福北ゆたか線の直方方面からやってくる博多駅行きの直行に乗る
 これが、推奨2ルート目です。
 でも、2回の乗り換えがあるので、乗り換えの都度、20分以上の待ち時間が発生する事があります。

 逆に、JR日田英彦山線で、城野駅まで行き、そこから、JR日豊本線に乗り換えて小倉に出る。
 小倉から、博多方面に一般の普通電車や、快速電車が出ているので、それに乗り換える。
 または、小倉から、豪華に「新幹線」を使えば、小倉からは、わずか15〜16分で博多駅に到着します。

 尚、JR日田英彦山線は、小倉駅まで向かう電車も出ているようですが、
 直行は、本数が少ない。

 田川伊田駅から、博多に行くのは、西鉄バスも便利ですが、1時間に1本しか出ていません。
 「5分前にバスが出たばかり」だと、丸々、待たなければなりません。

 これ、自分も、色々調べまくったので、やっと、わかった情報です。

 つまり、このエリアから「便利に」「時間の無駄なく」移動するには、
 事前に、行動する時間、電車の時間を、綿密に調べておかないと、難しいのです。
 路線図も持たず、行き当たりバッタリで、現地に行くと、つながりが非常に悪く、
 乗り継ぎの待ち時間も、どんどん増えると言う事になります。

 言葉がわからない海外からの旅行者であれば、尚更、ハードルは上がります。
 外国向けサイトで、この網の目のような難しい路線が複雑にからまった、
 筑豊エリアを、効率良く移動するような情報が、出ているのか?は、わかりません。

 少なくとも、日本語を母国語とする自分でさえ、今回、田川伊田駅に向かうのに
 どの方法が良いのか?を探すのに、一苦労しています。
 当然、帰りの方法も、調べまくりました。


    関東圏からの参加に驚かれる
 そうやっている内に、11時を過ぎると、それっぽい人達が、ポツリポツリと
 姿を現して来ました。

 そして、トイレに行っておこう・・・と立ち上がると、先ほどまで、何もなかった
 部屋の入り口に「ひとつ星・受付・待合室」と言う看板が立っていました。
 そこで、受付をする事にしました。

 自分が一番最初の受付確認者だったようです。
 そして、「神奈川から、来られたのですか?」と、非常に驚かれました。
 そして、「どうやって、この、ひとつ星を知ったのですか?」と質問されました。
 こちらは「TVQ(テレキュー)のぐっ!ジョブと言う番組で、平成筑豊鉄道が
 特集されたのを見て、乗ってみたいと思い、予約しました」と答えました。

 すると、「え?ぐっ!ジョブは、福岡ローカル放送ですが、神奈川の方が、
 どうやって、ご覧になったのですか?」と質問されました。

 「自分は、福岡に頻繁に帰省しているので、実家でタイマー録画して撮り貯め
 しているぐっ!ジョブを、見て、この企画を知りました。
 自分の同伴者の親は、福岡在住なので、今回は、一旦、親の家に寄って、
 参加しているのです。」と説明。

 納得されていました。

 どうやら、これまでの「ひとつ星ツアー」で、関東圏から参加した人と言うのは、
 いなかった模様です。

 ものすごく感動されていたので、逆を言うと、直前で、自分がキャンセルしていたら、
 関係者は、ガッカリしていたのだな・・・と思いました。
 やはり、キャンセルしなくて良かったです。


   説明
 そして、11時50分には、既に、参加者全員揃っていました。
 そして、今回のツアーの簡単な説明などが行われました。

 ちなみに、今回の集合場所となった、田川伊田駅の駅舎についての説明もありました。
 自分が行ったタイミングでは、大改装工事中。
 トイレも仮設で、くさいし、汚い。
 2019年春の完成に向けて、大改装しているそうです。

 昔は、バブルの頃にこの駅舎が作られ、それなりにテナントも入っていたそうですが、
 人口の減少と共に、テナントも次々に撤退したそうです。

 しかし、このビルの運営を、田川市が買い取って、2019年春のリニューアルに向けて
 駅前の再開発を含めて、工事中との事です。

 リニューアル後は、パン屋が入る予定があり、地域活性化の活動をする会社が入居予定。
 そして、Wi−Fiが使えるようにするそうです。
 そして、目玉は、「日本で一番線路に近いホテル」を作る事だそうです。

 線路に近いと、騒音がうるさいのではないか?との声もあるのだそうですが、
 平成筑豊鉄道は、本数が少なく、車両も短く、最終電車の時間が早いので、
 夜中まで、電車の騒音に悩まされる事は、ないとの事。
 鉄道ファンには、興味ある企画のホテルになりそうです。

 と、駅舎の説明があった後、ツアー開始です。


   風治(ふうじ)八幡宮
 第一期、第二期のひとつ星ツアーの始まりは、
 12時〜12時45分まで、田川伊田駅から見える「風治(ふうじ)八幡宮」への
 参拝から始まります。

 旅の安全を祈願すると言う狙いです。

 尚、風治八幡宮は、田川地区の大きなお祭りである、「川渡り神幸祭」の
 スタート地点にある神社になります。

 「川渡り神幸祭」と言うのは、福岡の5大祭りの一つとして有名です。
 おみこしをかついで、川を渡ると言うお祭りです。

 毎年、5月3週目の土・日に開催されます。
 2018年に関しては、テレビ朝日の「サタデー・ステーション(報道ステーションの
 土曜日版)」のお天気のコーナーで、依田司さんが、このお祭り会場から、
 中継していました。

 おみこしのスタート地点が、この風治八幡宮前と言う事です。

 10台以上のおみこしが、ここからスタートするのですが、それぞれのおみこしの
 待機場所が、道路上に、マーキングされています。
 1年に1度のお祭りだけのために。

 この神社が、お祭りのスタートの起点と言うのは、
 博多山笠の「櫛田(くしだ)神社」と同じようなポジションなのだと思いました。



   由来
 元々、暴風雨だった時に、ある人が、ここにある大石に越し掛け、
 太刀を献上し、祈願したら、暴風雨が治まったそうです。
 だから、ここを風治八幡宮を呼ばれるようになったそうです。

 風が「吹いてくれる事」を望む「ウィンドサーファー」には、
 微妙な八幡宮かもしれません。


   参拝
 最初は、この風治八幡宮への参拝からスタートです。
 尚、足腰の悪い人、体力に自信がない人は、待合室で、
 お待ち頂いてもかまわないとの案内がありました。
 これは、ありがたいです。

 尚、今回は、全員参加になりました。


   宮司さんのお話
 最初は、一般参拝と同じように、普通にお祈りしました。
 すると「では、靴を脱いで、中にお入り下さい」といわれました。
 何と、「ひとつ星」参加者の為に、奥で、特別なお祓いをやってくれるそうです。
 知らなかった〜。当然、無料です。

 すっごーい!!

 まるで、博多どんたくの時に、櫛田神社のステージで演奏する団体は、
 櫛田神社の中に入って、特別に無料でお祓いしてくれるのと、同じシステムです。
 この特別感。いいですね。
 その後、そのまま、駅に戻りました。





つづく

12−2.

14.呉服店、喫茶店、金物屋、化粧品店、洋服店、野菜販売店など、営業しているのは、ポツリポツリ。

15.かなり距離の長い商店街でした。途中、所々左右にも伸びており、そこには居酒屋等。

16.

17.商店街の中には、燕(つばめ)が巣を作って飛び交っていました。

18.駅の反対側に地下通路を渡って出ると、田川市石炭・歴史博物館の入口です。

19.世界記憶遺産に、山本作兵衛さんの描いた炭鉱の絵が登録された時、見に行きました。

20.煙突と、立て坑。田川市のシンボルです。炭鉱跡です。2本の煙突は、炭坑節に登場。

21.駅の南側から、JRのホームを見てみました。

22.平成元年に第三セクターで営業開始した、平成筑豊鉄道。一般車両、見てみました。

23.平成筑豊鉄道は、車内清算する為、駅舎には改札がなく、ホームには自由に出入り可能

24.11時15分過ぎ、いつの間にか、待合室が準備されていました。

25.

26.

27.ふるさと納税、やってね。と、アピール。田川産が、全国で有名な発祥製品多数有り

28.誰でも知っている田川発祥の地のお菓子。それは、チロルチョコレート。今回はチロルチョコカレー発売

29.昼12時、ひとつ星ツアーの始まりです。最初は田川伊田駅から見える炭鉱施設の説明

30.次は、駅からも見える「風治(ふうじ)八幡宮」に参拝に行きます。

31.川渡り神幸祭のスタート地点です。

32.暴風雨だった時、この横にある大石に腰掛け、太刀を献上し、祈願すると、風雨が治まったそうです

33.八幡宮側から駅の方に振り返って見てみました。

34.風が治まったので、風治八幡宮と呼ばれるようになったそうです。

35.最初は、一般参拝。

36.すると「ひとつ星参加者の皆さんは、中へどうぞ」と言われ、中に入れました。

37.旅の安全を祈願。そして、参加者の皆さんに幸福がやって来るように、祈祷。

38.

39.本来なら、有料ですが、ひとつ星参加者は、無料でした。

40.特別感が、満足度を高めます。宮司さんの話は、笑い有りで、面白かったです。

41.さて、駅に戻ります。

42.

43.暴風雨になった時、この大石に腰掛け、太刀を献上し、祈願すると風が治まりました

44.道路側からは、この石段を登ると、左の大石が見えます。

45.毎年5月3週目の土・日に開催される川渡り神幸祭の、御神輿の停止位置だそうです

46.おみこしの停止位置は、1番目から10番代までマークされているそうです。1年に1度のお祭りの為に。

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