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2018年7月20日−2018年7月22日


 

1.売れに売れまくっているN−BOX(こちらは通常版)

2.スーパースライドシートを採用したのが、今回のフルモデルチェンジの売りの一つ。
ただし、通常版のベンチ・シート仕様が中心。スーパースライドシート搭載車を選びたい場合は、
EXと言うグレードを選択する事になります。
通常グレードの「実質5万円高」になります。

3.N−BOXカスタム。通常版より騒音吸収材を増やして静粛性を高めているとの情報も。

4.一般仕様のN−BOX。

5.事故防止、事故抑制の為、ホンダ・センシングを大きく進化させました。

6.ホンダ・センシングの単眼カメラ、何と、BOSH製カメラを採用。性能が大きく向上。

7.カーテン・エアバッグを、ほぼ、全てのグレードで、選べます。主要グレードは標準装備

8.カスタムではない、通常版でも、LEDヘッドライトを採用しているのも高く評価出来ます。

9.ナビ装着用スペシャルパッケージは、ほぼ、全グレードに標準装備。最初から、ETCが
付いています。ETC2.0にしたい場合は、ETC2.0については、オプション

10.他車に劣っている所は、アラウンド・ビューモニターがない点。と思っていたら、
「リアカメラ de あんしんプラス2(ダブル・ビュー)」を選択すると、ほぼ、同等の機能に。

11.ノン・ターボは、軽自動車初採用のi−VTECエンジン。ターボ車は違います。

12.他車に比べて、ノンターボ、ターボ共に、エンジンスペックが、かなり良く、扱いやすい味付けです。
※当サイトに書いている内容、掲載している写真を管理人に無断で使用する事を堅く禁じます。



2018年7月20日−7月22日


年:九紫火星(きゅうしかせい) 戊戌(つちのえ いぬ) 五黄殺:北/暗剣殺:南/水火殺:なし 歳破:東南東
月:九紫火星(きゅうしかせい)己未(つちのと ひつじ)五黄殺:北/暗剣殺:南/水火殺:なし 月破:北北東
 
  
 
  
 
   7月22日(日)

   
 
      N−BOXへの期待
  さて、次は、「N−BOX」をじっくり見てみる事にしました。
 そして、試乗も行う事にしました。


   2大本命「N−BOX」「スペーシア・カスタム」
 今回の本命は、「N−BOX」か、「スズキ・スペーシア(カスタム)」と、
 考えていました。


   ダイハツ・タント・カスタム=次点
 ダイハツの「タント・カスタム」も良かったのですが、タント系は、2018年秋頃に、
 ビッグ・マイナー・チェンジか、フルモデル・チェンジの噂があります。
 カスタムではない「タント」は、デザインが嫌い。
 カスタムではない「タント」が、すぐ近くの家のガレージに停まってます。

 そこで、今回は、どうしようもなくなった場合、見に行くと言うサブ候補にしておきました。
 ただし、タントの場合、カーテン・エアバッグは、「G SAV」のグレードだけに
 約10万円のオプションとして、装着出来るだけ。

 「タント・カスタム」の方になると、「RS SAV」と言うグレードだけに、
 約8万円でオプション装着出来るだけです。
 標準装備は、ありません。その分、価格が、上がります。

 選択幅が非常に狭いのと、価格が高めです。本命には、なりにくいと考えてました。

 同じダイハツのトールワゴンの「WAKE」なら、荷物の積み込みも、車中泊も、
 楽勝で出来そうですが、あまりにも燃費が悪そうなので、候補から外しました。
 あと、WAKEは、「カーテン・エアバッグ」が、オプションでも装着出来ません。
 最初から、対象外です。


   N−BOXのすごい所
 「N−BOX」は、発売当初(2017年9月)から、評論家からの評価も
 非常に高い車。
 そして、何と言っても売れまくっています。

 軽自動車なのに、ACC(追従型クルーズコントロール)が標準装備されているのが、驚きです。

   
   安全装備
 更に、事故の事前防止である、自動ブレーキ系も、かなり精度を上げてきました。
 追従型クルーズコントロール(アダプティブ・クルーズ・コントロール=略してACC)が
 標準装備と言うのは、驚きです。軽自動車初です。


   30km以下で解除
 ただし、時速30km以下になると、自動追従を解除してしまいます。
 完全停止までの自動追従は、まだ、出来ません。
 でも、この時点で、ライバル他車は、一定速で走り続けるだけの「クルーズ・コントロール」しか
 装備されていません。
 この点、N−BOXは、ライバル他車に一歩、リードしています。


   単眼カメラ
 「N−BOX」に搭載されている単眼カメラ、性能評価で、一気に良い成績を残しました。

 1位のCX−8、ノート(同点1位)、
 3位のCX−5に次ぎ、
 ホンダのシビックと、N−BOXが、4位・5位にランクインしました。


   「BOSH(ボッシュ)製」高性能単眼カメラ
 ホンダの単眼カメラは、それまで、「日本電産エレシス製」のカメラを使っていました。
 これを、「BOSH製」のカメラに変えたそうです。

 「BOSH製」の単眼カメラを採用しているのは、他メーカーでは、
 ジャガー、レンジローバーグループです。

 日本車で、BOSH製の単眼カメラを採用しているメーカーは、ホンダだけ。
 最初に、シビックと、N−BOXに、BOSH製単眼カメラを採用した所、性能評価で、
 いきなり、上位にランクインした言う事です。

 軽自動車のN−BOXに、BOSH製単眼カメラのホンダ・センシングを採用と
 言う点、非常に高く評価出来ます。

 このBOSH製の単眼カメラは、広角まで、見る事が出来るそうで、
 これで、人の検知などを可能にして、精度を一気に上げたそうです。

 これまでの日本電産エネシス製の単眼カメラでは、「ホンダ・センシング」として
 必要な機能を満たす事が出来ず、サブ的なカメラや、センサーを取り付けて、
 「ホンダ・センシング機能」を満たしていたそうです。

 例えば、自動ハイビーム切り替えの制御は、日本電産エレシス製の単眼カメラでは、
 出来ず、サブ的センサーで、その制御を行っていたそうです。

 しかし、BOSH製単眼カメラは、「ホンダ・センシング」の要求する機能を、
 すべて、この1台のカメラだけで、満たせる程、高性能だそうです。

 その「高性能単眼カメラ」を「軽自動車」のN−BOXに「標準装備」したと言うだけで
 いかに、ホンダが本気で、N−BOXを開発したのか?が伝わってきます。

 しかも、これだけ、贅沢な単眼カメラを採用したのに、ライバル他車と、
 同等グレード比較で、価格が飛び抜けて高い設定には、なっていません。

 この話、あまり、メディアにも知られていません。
 ある専門誌的な本を見て、知りました。
 薄っぺらい本なのに、1冊、2300円程する技術書的な雑誌で、知りました。


   歩行者検知能力
 尚、「昼間、歩行者を検知する」と言う性能を備えた、N−BOXのBOSH製・単眼カメラですが、
 約1年後に発売されたN−VANも、N−BOXと同じ、BOSH製・単眼カメラを採用。
 N−VANのホンダセンシングは「夜間の歩行者を検知する」と公表されています。


   N−BOXの夜間歩行者検知能力は?
 と言う事は、同じBOSH製単眼カメラを採用しているN−BOXは、
 既に、夜間の歩行者は検知出来るのでしょうか?
 公式には、発表されていませんので、公式には、未対応だと思いますが、実際には、
 夜間歩行者検知可能なスペックを、既に、備えている可能性はあると思います。

 どちらにしても、BOSH製単眼カメラを採用した事で、ホンダ・センシングの機能の精度が
 かなり高いと言う事です。



   バック・モニター系
 ホンダの軽自動車が、唯一、他車に劣っている点が、
 「アラウンドビューモニター」が、まだ、装備されていない事。

 他車は、すでに、スズキもダイハツも、名称こそ違いますが、
 「アラウンドビュー・モニター」と同等のシステムを、搭載しています。

 他社では、「マルチ・アラウンド・モニター」「全方位モニター」「360度カメラ」
 「パノラマ・モニター」「360度ビューモニター」「パノラミック・ビューモニター」
 など・・・色々な呼び方をしています。


   マルチビュー・カメラシステム 
 自車を疑似的に、真上から見た画像に変換する装置です。
 バックカメラより、駐車時の操作が、飛躍的に、やりやすくなります。
 これ、便利なんですよね。
 ホンダ車は、この機能を「マルチビュー・カメラシステム」と呼び、
 技術的には、実用化しています。
 しかし、採用車種は、この時点で、ステップワゴン、オデッセイ、レジェンド程度にしか
 採用されていません。

 N−BOXには、まだ、「マルチビュー・カメラシステム」が、採用されていません。
 ここ、非常に迷いました。


   リアカメラ de あんしんプラス2(ダブルビュー)
 所が、良〜く、オプションカタログを見てみると、完全な、「マルチビュー・カメラシステム」では
 ありませんが、ほぼ、それに近い形の「リアカメラ de あんしんプラス2(ダブルビュー)」と言う
 装置があり、それをオプション装着すると、ほぼ、「マルチビュー・カメラシステム」に近い形で、
 バックカメラが作動する事もわかりました。
 これなら、ギリギリ、使い物になりそうです。


   ステアリング操作 
 N−BOXについては、ふらつき時や、歩行者にぶつかりそうになると、ステアリング操作まで、
 行ってくれる装置が付いています。

 こう考えると、どう見ても、候補No1は、N−BOXです。
 ただ、燃費が、他車と比べていま一つである事と、シートアレンジが、
 いま一つな感じです。


   積載能力
 九州用ではありますが、何かあった時とか、将来的に、時々、
 関東圏に持って来るような事も、あると思います。
 また、九州方面でも、ウィンド・サーフィンの道具を積み込む可能性もあります。

 福間海岸の艇庫から、家や、他の場所に、何かあった時に、道具を積み込んで移動する
 可能性もあります。

 だから、一応、ウィンド・サーフィンの往復に使えるのか?と言う事で、
 ウィンド・サーフィンの道具、車内積み出来るのか?も、チェックする事にしました。

 実際には、NーBOXにウィンド・サーフィンの道具を積み込む可能性は
 ほぼ、ないと思うのですが、念のためです。
 そして、試乗した印象が、どうなのか?です。


   静粛性
 以前、レンタカーで、「N−WGN」を借りた事があります。
 その車は、ノン・ターボだったようで、燃費も良かったのですが、非力でした。
 そして、高速〜有料道路を走ると、とにかくうるさかった。

 AMラジオの野球中継、何を言っているのか?全く、聞き取れませんでした。
 騒音がどうなのか?も、確認したいと思いました。
 ただ、試乗は一般道路の低速走行中心。あまり、騒音性能は、わからないかもしれませんが
 試乗で、わかる範囲で、確認です。


   荷物の積み込みテスト
 N−VANに続いて、N−BOXでも、荷物の積み込みを確認しました。
 尚、使った道具は・・・

 460マスト(ツーピース)
 7.0セイル
 8.5セイル
 iSONIC130ボード(2014年モデル)
 (全長、約230cm、最大幅、約80cm)
 これらが、車内積み出来るのか?です。


   積載能力テスト結果
 ツーピースマスト、セイルは、7.0も8.5も、入りました。ただし、どれも斜め積み。
 真っすぐだと、入りませんでした。
 ボードは・・・iSONIC130は、無理でした。
 一応、押し込んで、ボードは積めました。
 しかし、「視界確保に難有り」と言う結果になりました。


   無理な理由
 なぜ、無理なのか?が、わかりました。
 N−BOXの場合、シートがブ厚いのです。
 更に、背もたれの長さも長いのです。

 例えば、助手席シートを、テーブル代わりに出来るように、背もたれ前倒しが出来たり、
 背もたれを後方に倒して、ヘッドレストを取り外して、後席の座面と、フラットにつなげて
 「フルフラット」に出来る車種があります。(スペーシアは、それが出来る)

 N−BOXの場合、助手席背もたれは、前方への前倒しは、少しだけ。テーブル代わりになるような
 角度までは、倒れません。背もたれが長いので、出来ません。

 ただ、後方に倒して、ヘッドレストを取り外して、後席座面と、ある程度、フラットになるようには、
 出来ています。
 ただ、そのようなレイアウトにすると、後席背もたれは、立ったままになります。

 シートの厚み、背もたれの長さは、ある程度、妥協せず、きちんと作っていると言う事です。
 だから、前倒しが出来ない。

 そこで、後席シートを前に倒して、荷室をフラット状態にしました。
 助手席は、最大限、前に移動。
 そして、助手席背もたれを、最大限後方に倒しました。後方側には、180度倒れます。
 後席を倒して、床の状態になった「上」に、180度倒した、前席(助手席)の背もたれが
 乗っかる形になります。
 そうなると、荷室と、高さ的には、段差が出来てしまいます。
 
 この状態で、ボードを積み込むと、サイズ的には、縦にして、押し込めば、ギリギリ、
 斜めにして入りました。

 しかし、助手席背もたれの「厚さ分」、ボードが浮き上がりました。
 だから、一応、積み込めたのですが、浮き上がった分、運転席に座ると、左サイドが、
 ボードで壁のようになってしまい、横が一切、見えません。

 ドアミラーが見えないと言うレベルではなく、左側が、壁になっており、一切、見えません。
 これでは、運転していても、怖い。実質、視界が確保出来ないので運転が困難。
 つまり、積めるけど、使えないと判断しました。

 尚、一応、ボードの頭とお尻を逆にして積んでみたり、立て方を逆にしてみたり・・・
 それなりに工夫しましたが、やはり、左サイドの視界は、確保出来ませんでした。

 ただ、これ、猛暑の中、汗ボロボロになりながら、販売店で、あわてて、チェックしたので、
 もしかすると、もっと、何か違う積み方が見つかるかもしれません。

 尚、背もたれ分の厚さがなければ、ボードがその分、下に下がるので、
 左の視界が、ギリギリ確保出来て、「積んだ状態で、運転」が可能になります。

 荷物の積載については、こうやって、確認する事が出来ました。
 スペーシアは、どうなのでしょう・・・気になります。


   助手席シートが違う
 尚、現地で、展示車を見たり、試乗していても、全く気付かなかった事がありました。
 それは、「助手席シートのサイズ違い」です。

 ウィンド・サーフィンの荷物の積み込みは、EXと言うグレードの
 「スーパースライド・シート仕様」の展示車で、実験しました。

 帰宅後、カタログ写真をよーく見てみると、Lと言うグレードの「ベンチシート仕様」と
 EXと言うグレードの「スーパースライド・シート仕様」では、
 助手席シートのサイズが、まるで違う事に気付きました。

 「スーパースライド・シート仕様」は、座面がブ厚い代わりに、ベンチ・シート仕様より、
 奥行きが、少し、短い。

 背もたれも、スーパースライド・シート仕様の方が、ブ厚い代わりに、
 ベンチ・シート仕様より、高さが短い。


   スーパースライド・シート仕様で実験
 「ベンチシート仕様」より、背もたれのブ厚い「スーパースライド・シート仕様」で、
 ボード積みを実験しました。
 だから、高さ方向が足りなくなり、積めなかったのかもしれません。

 今回、「ベンチ・シート仕様」で、ボード積み込み実験をやっていません。
 もし、ベンチ・シート仕様で実験すると、ボードの浮き上がりが、少しは、
 解消されるでしょうか?


   スロープ仕様の違い
 尚、スロープ仕様については、後席シートが、他のグレードと全く違いました。
 座面が薄い。背もたれも短い。後席位置が、他のグレードより、かなり前になっている。
 同じ車種なのにシートの仕様、着座位置の設定、色々あるのだな・・・と思いました。



   N−BOXカスタム(ターボ)試乗
 次は、N−BOXの試乗です。
 まず、最初は、N−BOXカスタム・ターボを試乗する事になりました。
 カスタムではない、普通の仕様のターボの試乗車は、ありませんでした。
 電話で予約した時には、本当は、この店舗は、ターボ仕様も用意できないはずでしたが、
 週末までに、何とか、準備してくれました。

 印象は、まず、パワー的には、まったく問題なしでした。
 ターボの効きはじめ、減速時などのギクシャク感もなく、自然です。
 気になったのは、ブレーキの効きが弱すぎると言う事。

 ブレーキを踏んでも、止まらない・・・更に、踏み増して・・・と言う感じです。

 そして、意外だったのは、乗り心地が、かなりフワンフワンしている事でした。
 自分が乗って来たGG2Wより、フワンフワンしています。


   柔らかい乗り心地
 通常、「カスタム系」は、ハードなイメージを持たせるため、通常バージョンより、
 乗り心地を固めにすると思うのですが、
 このN−BOXカスタム・ターボは、とにかく、ゆっさゆっさと車体が揺れました。

 フニャフニャではありませんが、引き締め方が、いま一つです。
 人によっては、車酔いするのではないのか?と思えます。

 15インチタイヤを履いていながら、この味付けは、何だろう?と言うのが
 気になりました。

 尚、営業の人に、この事を指摘すると、次のように言われました。
 「実は、旧型のN−BOX・カスタムは、かなり、バタンバタン
 跳ねる印象があり、ユーザーから、乗り心地が硬すぎるとの指摘が多数、ありました。
 だから、新型では、この部分、ソフト側に味付けしたのだと思います。」との事でした。
 なるほどー。


   ノンターボに試乗
 その次に、ノン・ターボのN−BOXに試乗しました。
 こちらは、カスタムではなく、普通のN−BOX。
 グレードは、G・EXホンダセンシングです。
 スーパースライドシートが装備されたグレードです。
 試乗すると、まったく印象が違いました。

 第一印象は「これが、一番、安心して運転できる」と思いました。

 自分の意図した速度への加速が、一番自然に行えました。
 減速時のギクシャク感も、ない。
 一定速で走るのも楽。乗り心地も、ちょうど良い。

 ブレーキの感覚も、自然でした。踏んだ分、きちんと、止まります。
 一瞬「ターボ、いらないのではないか?」と思いました。 
 
 
   もう少し・あと少し
 所が、平坦地の道路でありながら、途中から、一気に交通量が増えた幹線道路に合流。
 すると、やはり、加速時に、他車の流れを乱さないように走ると、それなりの加速が必要です。
 このような時に、力のなさを、少し、感じました。

 でも、乗り心地は、丁度良い。
 パワーステアリングの重さも、軽すぎず、重すぎず、丁度良い。
 直進安定性も不安なし。ステアリングで常時、補正する必要も、ありませんでした。
 静粛性も、良いと感じました。

 N−BOXの場合は、N−BOX・カスタムの方に、騒音の吸収剤などを、多めに
 入れてあるそうですが、試乗した感じでは、どちらもさほど、変わった感じがしませんでした。
 ロード・ノイズも目立たない。

 カスタムは、15インチタイヤ。通常版は、14インチタイヤ。
 その違いが、ロードノイズにおいて、騒音差を相殺しているのかもしれません。

 とにかく、ギクシャク感が、一切ありませんでした。
 ステアリングのフラつき感もなし。

 「これが、基本的な車の挙動でしょ。」と言いたくなるスムーズさです。
 若干、アンダーパワーぎみです。
 「ターボなしでも良いかな?」と言う迷いは、ずっと、残った印象でした。

 でも、アクセルを踏む→加速する、その後の安定。
 アクセルを戻す→減速する・・・ギクシャクしないため、とても
 運転しやすいと思いました。

 乗り心地も、フワフワし過ぎておらず、車酔いする人にも配慮された車だと思いました。
 カスタムではない方が、全体的に、扱いやすく、乗り心地も良いと感じました。

 気に入りました。

 ただ、対象はやはり、ターボになります。
 カスタムではない、通常版のターボを対象としました。
 しかし、ノン・ターボへの迷いが残った理由、のちにカタログを見て、納得しました。



   N−BOXエンジンスペック
 ターボ
 馬力    64馬力/6000回転
 最大トルク 10.6kg・m/2600回転

 ノン・ターボ
 馬力    58馬力/7300回転
 最大トルク 6.6kg・m/4800回転



   ノン・ターボ=高性能エンジン
 試乗した時点では、気付きませんでしたが、N−BOXのノン・ターボ車は、
 軽自動車初のi−VTECエンジンを搭載したのだそうです。
 ターボ車の方は、i−VTECエンジンでは、ありません。

 更に、ノン・ターボの馬力を見て驚きました。
 最大58馬力もあります。
 ただ、その最大の馬力を発揮するのは、7300回転と言う高回転まで回した時です。
 バイクのエンジンのような高回転まで、まわさなければなりませんし、
 普段使いで、そこまで回す事は、ありません。

 ただ、さすがVTECエンジンだなと思いました。
 VTECエンジンだから、ここまで高回転まで回せて、58馬力を引き出せるのだと思います。

 最大トルクも、ノン・ターボとしては、かなりすごい数値です。
 6.6kg・m。
 しかも、4800回転で、最大トルクを発揮しています。
 ライバル他車のノン・ターボ車は、だいたい、51〜52馬力。
 ek/DAYZ群は、50馬力以下。

 最大トルクも6.0kg・m前後で、その最大トルクも、エンジン回転数が、
 4000〜6000回転の高回転まで、まわして、最大トルクを発揮出来ると言うスペックの
 エンジンが、多いのです。
 一方、N−BOXは、ノン・ターボで58馬力。これは、すごい。


   ターボ車の最大トルク
 でも、自分は、ターボ車を選ぶ事にしました。
 ターボエンジンの性能も、ライバル他車より、優れています。

 馬力は、64馬力。これは、他車との横並びです。(自主規制枠、めいいっぱい)
 驚いたのは、最大トルクです。
 N−BOXターボの最大トルクは、10.6kg・mです。

 ライバル他車の多くは、10.0kg・mなど。
 ダイハツは、10.0kg・mを切ってます。

 また、最大トルクを発揮するエンジン回転数を見てみると、
 2600回転で、最大トルクを発揮する味付けになっています。

 ライバル他車の場合、最大トルクを発揮するのは、3000〜4000回転前後。

 そんな中、わずか、2600回転で、最大トルクを発揮すると言うのは、
 いかに、低い回転数で、厚いトルクを発揮しているのかが、わかります。
 扱いやすく、ギクシャクしにくい設定になっているのかが、カタログ・スペックからも、わかります。
 だから、試乗して、「乗りやすかった」のです。

 ノン・ターボのi−VTECも、非常に魅力的ですが、自分は、やはり、余力が欲しく
 「パドル・シフト」が装備される、ターボ車の方に乗ってみたいと思い、対象は、
 ターボ車に絞る事にしました。


   ホンダ車のフロントガラスの三角マーク
 久々にホンダ車を運転しましたが、やはり、試乗開始直後、販売店を出て、
 一般道路に左折で合流する瞬間に、「ホンダ車のフロントガラスの三角マーク」が、目につきました。
 これ、自分は高く評価しています。

 2008年発売のフリードから採用されている三角マーク。

 やはり、めったにホンダ車に乗る機会のない自分には、一発で、気付きますね。


   三角マークの意味
 ホンダ技研の「4輪R&Dセンター」の長年の研究で、「うまいドライバーは視線の水平移動が多く、
 へたくそな人は、上下左右に乱れている」と言う事が、わかったそうです。
 そこで、この「三角マーク」を入れているそうです。


   実験方法
 その実験方法というのがおもしろく、「道幅3mの狭い左折路を作り、そこを軽自動車で1人12周してもらい、
 出口側から見たフロントバンパーと壁の距離を測る」というもの。

 年齢も性別も体格も違う社員30人を動員して、その運転行動を外からひたすら観察し、その「ばらつき」を調べたそうです。

 三角マークなしだと、壁までの「ばらつき」が多かったのが、マークを入れたら、「ばらつき」が、120mm以上減ったとのこと。
 120mmは、タイヤ幅の半分以上ですから、かなり大きいです。

 ドライバーの視線移動が乱れているということは、疲労はもちろん、
 心理的に恐怖とか不安を抱えているからでしょう。

 フロントガラスに横線を入れて実験したこともあったそうですが、視線が「横線」に引っ張られるので、だめだったそうです。

 そこで、フロントガラスの左右、丁度、ドライバーの目の位置に、小さな三角マークを付ける事にしたのだそうです。

 当然、ほとんどのドライバーは、その三角マークを「見た」と言う事は意識しておらず、「無意識」に見て、
 それを「目印」にして、視線を、上下にブラさず、水平移動する目安にしているのだそうです。

 へー。

 久々にホンダ車に乗りましたが、自分は、一発で、「やはり、三角マーク、良い位置にあるな」と「意識」してしまいました。


   目線の水平方向移動
 尚、人は、違う所に目線を移す時、上下左右にブレずに、「水平方向だけ」に視線を動かすのが、なぜ、良いのか?
 正確な距離を把握できるのか?疲れないのか?
 これ、たとえば、動画カメラの映像を、テレビ画面に写し出して見る時をイメージすれば、わかると思います。


   ホームビデオ
 例えば、何か、運動会でも何でも良いのですが、動く物を撮影した映像を見る時、手持ち撮影で、そのカメラが、
 左右に動く物を撮っているのに、画面が上下にブレながら撮影されていると、画像を見る人たちは、酔ってしまいます。

 もし、これが、三脚などに固定させて、動いている被写体を撮影していると、画面は、上下にブレませんから、
 動いている物を、より正確に、疲れず、認識する(見る)事が出来ます。

 ホンダ車のフロントガラスの三角マークと言うのは、ドライバーの視線移動を、
 「三脚に固定して、動いている被写体を認識する」と言う役割があるという事です。


   点と線の違い
 では、三角マークではなく、うっすらと、横線を引くと良いのではないか?と言う事で、実験してみたそうです。

 その場合、確かに、視線は、「横線を追う」ので、上下には、ブレなかったそうです。
 しかし、「線ばかりを、直接、見つめて追ってしまう」為、その線の先にある、
 本来見なければならない「景色」に人の神経が行かず、効果がなかったそうです。

 左右の三角マークを付けるだけで、人の視線移動を、水平にする効果があったそうです。

 現在のホンダ車は、全て、この「▲マーク」が付いていますので、この点も高く評価出来ると思いました。



   商談
 試乗後、商談。

 対象にしたのは、FF(前輪駆動)の「G・Lターボ・ホンダセンシング」です。
 ベンチシートタイプです。
 
 スーパースライドシート仕様は、5万円高くなり、EXと呼ばれるグレード名に変わります。
 少し迷いましたが、自分は、使わない機能だと思い、
 通常のベンチシートタイプで、見積もってもらう事にしました。

 「G・L ホンダセンシング」と言うグレードは、かなり装備が落ちますが、
 「G・Lターボ ホンダセンシング」になると、カーテン・エアバッグが、標準装備になります。
 これが大きい。

 また、他車は、同等価格帯の類似グレードだと、ヘッドライトが、LEDではなく、ハロゲンである事が多い。
 一般的には「カスタム」系のグレードだけ、LEDヘッドライトが標準装備される事が多い。

 そんな中、N−BOXは、カスタムを選ばなくても、G・Lターボ・ホンダセンシングにも
 LEDヘッドライトを標準装備してきました。これは、すごいです。
 カスタムではない一般的なN−BOXの装備が充実しています。

 唯一、「アルミ・ホィール」が付かないのが弱点。

 N−BOXにおいては、アルミ・ホィールが標準装備されるのは、
 「カスタム系」になります。(他車も似たようなものです)

 ま、ネットや中古ホィール屋などで、純正アルミホィールなど、星の数ほど、出ていますから、
 そんなにこだわる必要は、ありません。
 もし、アルミ・ホィールが欲しければ、数店舗、知っている中古ホィール屋があるので、
 そこで探せば、安く買えるだろうと思います。

 そして、商談。条件は・・・
 **万円引き。
 中々です。


 月刊自家用車では、オプションを50万円以上、タップリ付けて、18万円引きの報告があります。
 自分は、諸費用オールカット、点検パック、延長保証もカット、オプションは、ナビだけ。
 オプション色さえ、選びませんでした。

 フロアー・マットさえ、「ネット販売で、安いのがたくさん出回っているので、そちらで買うから不要」と、
 徹底的に、最低限の物だけでの見積もりです。
 一発目は、こんなもんでしょう。

 尚、最長84回まで使えるクレジットと、残クレは、どちらも、金利3.5%との事でした。

 
 

つづく

12−2.

14.N−BOXの主力はベンチシート仕様と、スーパースライドシート仕様。

15.ベンチシート仕様。助手席に注目。スーパースライドシート仕様とシート座面の
長さと厚さ、背もたれの長さ、厚さが違います。

16.こちらはスーパースライドシート仕様の助手席。座面がブ厚い代わりに、シートの長さが短いのです。
背もたれは、ブ厚いですが、背もたれの長さもベンチ・シート仕様より、短い。

17.ウィンド・サーフィンのボード積み込み実験は、スーパースライドシート仕様で実験
ベンチシート仕様は、助手席せもたれの厚さが、少し薄いので、ボードを乗せた時の
浮き上がりは、スーパースライドシート仕様より、少な目になるはずです。再実験したい。

18.展示車を見た時に、ベンチシート仕様と、スーパースライドシート仕様で、助手席
シートの座面長さ、厚さ、背もたれの長さ、厚さが違う事に、全く気付きませんでした。
ボード積み込みは、こちらの仕様で実験しました。

19.スロープ仕様は後席シートの座面・背もたれの厚さ、長さが、短い。
更に、後席位置が、かなり前になっています。こうやって比較すると、違いが良く見えます

20.シートアレンジの違いによって、シートのサイズを微妙に変えている事、展示車を
見ている段階では、全く気付きませんでした。

21.わかりにくいですが、ホンダ車のフロント・ガラスの▲マーク、カタログ写真でも確認出来ました

22.▲マークがある事で、すごい効果がある事、あまり知られていません。

23.2008年のフリードから、ホンダ車に次々採用された▲マーク。

24.視線の上下移動を防止し、視線の左右移動を、安定させる効果があるそうです。

25.

26.

27.

28.▲マーク、わかるかな〜。

29.

30.

31.

32.

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41.

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46.

47.

48.

49.

50.

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